ぶらりずむ

すきなものだけをあつめました

数千万円の借金を背負った後、上場企業を辞めて年末を迎える話

タイトルの通りです。

数千万円の借金を負った話

振り返ると、今年の1月3日の夜中に家が欲しいなと思い立って、そのまま漠然と考えていた候補先へ視察。 候補はいくつかあったものの、各駅停車のみの駅と快速も含めて全て停止する駅の2つを見に行ったのです。 各駅の方は各駅らしく駅のホームも静かな感じで、駅を降りてみても人がほとんどいない状態。(もちろん正月なのもあったと思うけど) 快速の方は2路線2駅ということもあり、各駅の方とは違ってだいぶ発展してる感がある状態。

こりゃ快速停止する方選ぶでしょ。。と思ったまま、とりあえず満足したので、その日は家に帰ることに。

その後、前述以外のエリアでも家の価格を調べたりするものの、これといっためぼしいものもあまりなく、約10日後の3連休でモデルルームに見学に行ったのです。

ここで自分が考えていたのはマンションなのですが、以下の3つがあったのです。

  • A:各駅のみが停止するマンション(一番安い)
  • B:快速も停止するマンション1(結構高い)
  • C:快速も停止するマンション2(結構高い)

AとBCの差はおおよそ数百万円も違うのですね、でも一生モノの買い物だし、もし売る時を考えると…とか考えながらBのモデルルームを訪問したわけです・・・・・

(中略)

そうこうして、1月3日の夜中に現地視察(当時の自宅から2時間近くかかる)、1月15日にモデルルームへ行く、1月後半には契約する、2月末には引っ越すという超スピード購入でした。

ちなみに独身なのにファミリー向けマンションを買ったことにより、引っ越して両隣の家に挨拶に行った際には絶対に怪しまれたに違いありません。

まさか自分が"家を買う・家を買える"なんて思ってもみなかったので、そこまで色んなことをちゃんと調べなかったのですが、住宅ローン一つとっても色々とあることが分かりました。 勤続年数が基本3年と昔は言われていましたが実際にはそんなこともなかったり、借金があるとダメだと言われるけどそうでもなかったり(当時バイクのローンがあった)などなど。

今のところ大きなデメリットに遭遇していないこともあり、満足度が高いまま日々を過ごしています。

上場企業を辞めた話

家を買った当時は小規模ながら上場企業に勤めていたので、特に家の審査とかでどうこう言われることもありませんでした。 銀行によってはバイクローンの完済が融資の条件であったり、独身なので保証人を付けろと言ってくる銀行もあったり、特に何も言われることなく融資してくれる銀行もあったりです。

一般的に家を買うと会社にしがみつくとか、保守的になるとか言われていますが、買った今ではその気持ちも分かります。 実際、当時はモチベーションを上げる要素にもなっていたし、頑張らないとなぁと思う所もありました。

が、職場の人間関係・やりたいこととやれることの方向性の違い・会社(組織)からの評価に悩むことも多く、そのせいか身体にも害が出始めたので、転職を考え始めました。

転職といっても、一般的な人よりもかなり転職回数が多く、バリバリの技術職でもないので転職活動にはかなり苦労しました。

転職活動の中で一番疲れることって、期待とのギャップだと思っています。 例えばイケる!と思った面接で見送りされた時もそうですが、書類選考を通過して面接に行ったらブラックだった時とかもそうですね。 面接相手が黒い部分を黒いと認識していないと、尚更疲れます。

具体的には、

  • 20時超えてもバンバン営業電話かけてる会社のえらい人が面接の開始時間を10分超えても現れず、出てきたと思ったら開口一番に「書類ありますか?」とか。(書類は持参自由と書いてあった)
  • 会議室が空いてそうなのに、社内のオープンスペース(といっても、1メートルも離れてない場所で普通にみんな仕事してる)で面談が始まり、結果連絡は「面談」ではなく「面接」となっていたり。

そういうケースでないと知りうることが出来ない企業の顔というのもあるので、まったく無駄にはならないけれど、すっごく疲れたのを覚えています。 でもそれ以上にその当時の現職が合わなかったので、進むも地獄・留まるも地獄の茨の道を歩いていました。

その結果、最終的には2社から内定をもらい、その内の1社に決めて今に至ります。 福利厚生とか社内の設備とか色々とあるけど、自分が大事にしているのは「何をやるかよりも、誰とやるか」なので今の職場環境には人の面で凄く満足しています。

とある上場企業を辞めて思ったのは、外から見えるものと中から見えるものは違うこと(当たり前だけどね)、上場してるからといってメリットが多いわけでもないこと、その他いろいろ。。ですね。

ちなみに前職と現職を比較すると、会社の規模も知名度も大きく下がったにも関わらず、給料は結構上がりました。 職種的には未経験になるのかもしれませんが、今までの経験を活かすことができるし、それを自分の口で説明できたことが大きかったのかもしれません。 前職でやろうとして出来なかったことを現職ではやりたいと、やる気を凄く全面に押し出したのも良かったと思います。

そして今に至る

この一年で数千万円の借金を背負い、上場企業を辞め、年末を迎えます。 一年間で盛り沢山過ぎる気もしますが、その分、色んなものが見えたし色んなことが分かった気がします。

有名な会社にいても上司や周囲に色んな人がいるし、ダメな時はダメ。 今までメンタル辛くなっても身体症状が出たことなかったのに、今回初めて出ました。 自分の身は自分で守るしかないし、誰かが責任を取ってくれるわけではない。 休職も考えましたが、復職しても何も変わらないと思い、自分は転職を選びました。

転職先が決まってから、自然と身体症状の方も出てこなくなり、やはりストレスだろうなーと自分の中で結論が出ました。

現職は小さい会社なので一人でやれること・やらないといけないことも多いのですが、だからこそ出来ることも多く、非常に楽しい日々を送っています。 もちろん小さな所で改善して欲しい・こうして欲しいというのはありますが、前職と比べるとすごくストレスフリーです。

運だけでほんとよくここまで来れたなって話でした。