転職活動で考えてきたこと
転職活動がほぼ最終フェーズまで進み、ジャッジを下す前に色々整理しておこうかなと思い、まとめてみます。 ある程度は変な意味で転職慣れしているので、参考程度に見て読んでください。
今の状態・私について
- 内定は1社から出ており、条件も提示された状態
- しかしまだ選考中の会社が2社ある
- 転職先の業界はWEB関係、現職は広い意味でWEB関係
- 転職回数は人よりも多い方
- 転職限界説のある30代半ば
- 転職では面接される側ではあるけど、日常の仕事では必要に応じて面接する側でもある
転職当初の情報収集フェーズ
転職に向けて「情報収集しよう」的なフェーズです。 情報収集しようと言いつつも、実際には転職する気持ちはほぼ固まっています。
どの”媒体・ルート”で情報を収集するのかを考える
- 最近使って良かったなと思ったのはこんな媒体です
- Green
- 有名企業というよりベンチャーやWEB系とかインターネット系が多い印象
- ビズリーチ
- ハイクラス転職ということもあり、非公開らしい求人やら給与が高いものが多い、有名企業も多い
- Wantedly
- 給与が記載されていないので、正直「会社の情報を集めたり、ベンチャーの情報を収集するところ」という印象
- Green
- 私自身は直近ではビズリーチやGreenで転職が決まりました
- 今回はWantedlyのスカウト経由で内定をいただきました
- 最近使って良かったなと思ったのはこんな媒体です
使わない”媒体・ルート”を決める
- あくまでも個人的なマッチによるものです
- enjapan、リクナビネクスト、上記以外の媒体
- リクナビネクストは有名すぎて募集側があっぷあっぷになっていると昔聞いた印象が強い(1人の求人に100人とか200人とか来る場合も多いらしい)
- 求人の質が自分の志向や経験と合わない
- 転職エージェント
- 単純に私の職歴が「エージェントにとって売れるものではない」というのが大きいとは思う前提で・・・
- 採用先の間に立つので聞きづらいことも聞ける半面、情報の信頼性が問われる
- ほんとに聞いてくれてるの?
- (エージェントからの)レスポンス遅いんだけど?
- 採用意欲ほんとにあるの?
- こんな人いればいいな〜程度で求人をしているとか
- 知人の勤務先を紹介してもらう
- 気になる勤務先で働いている人がいたら良いかもしれませんね
- でも紹介すると辞めづらいという点がある
- 紹介してもらえる、誘ってもらえるだけの日々の関係性構築が重要
応募・スカウト受信フェーズ
良さそうな所があったら応募しつつ、スカウトをもらうなどのラッキーが発生します。 普段活動していない時はスカウトはほぼ来ないのに、活動し始めるとスカウトが増えてくるのが不思議でした。 採用側として媒体の管理画面を触ったこと無いけど、恐らく最終ログインであったり、それらから転職への意欲度合いとかが管理されているんでしょうね。
- 話を聞きに行きたいの返事がない、応募して書類落ちしても気にしない
- 書類落ちしても気にしない鋼のメンタルが求められます、くよくよしても仕方が無いので気にしないようにしました(凹むけど)
- 書類の段階でも落ちた理由を聞くのは良さそうだけど、面倒なのでそこまでしませんでした
- ビズリーチの直接採用企業からのスカウト設定はONにする
- ビズリーチのエージェントからのスカウトはOFFに設定する
- エージェント嫌いなのでOFFにしています
- 興味を持てそうな会社はとりあえず話を聞きに行く方向で返信をする
- 実際に行って話を聞いてみないと分からないことが多い
- 最初は興味なかったけど、行ってみるとプラスに働くことも多い
- しかしその逆もある(後述)
話を聞きに行くフェーズ
昔はあんまりなかったのですが、最近は”面談”という形を一番最初に実施する企業が多いように思います。 面談を実施するかどうか、またどんな内容なのかは企業によって千差万別なので実質的な一次面接と思って臨んだ方が良いように思いました。
私の経験ですが、話を聞きに行くで応募→役員名義で面談の案内→当日、担当者「面談ですので気楽に〜」→役員名義で「面接結果のご案内」という会社も六本木にありました。。。 ※面談であって面接じゃないだろうというツッコミと、ここは正直自分から切り上げるレベルの酷さだったので、面談後もやっぱレベル低いなーと不快でした
また、面談を経ても何の連絡もない企業もざらにありました。 面談終了時に「良ければ応募してください」という一言がある所もあれば、何も言わないところもあります。 面接後のフローについてどのようになるのかは確認しておくと良いと思いますが、慣れてくると「まぁ向こうから何も言わなければ、脈無いだろうしダメだろう」と思うようになりました。
実際ダメなことも多いと思いますが、こういう点にも企業としての姿勢が出ると思っています。
ベストな状況は面談で話が盛り上がり、先方から「ぜひ応募してください」というパターンでしょうか。 実際に内定が出るかどうかは選考次第ですが、温度感高く一次面接に進めると思います。
面談で聞くべきこと
建前上は面接ではないのでざっくばらんに、ということを意識して聞けると良いかもしれません。 私は以前日記に書いた転職本を参考にしました。 給料や残業代などの金に直結することについてはあまり聞きませんでした、これらは内定が出てからか、相手から「今いくらもらってますか?」的に聞かれるだろうという経験からですね。
面接のフェーズ
WEB応募を経て、書類選考にも無事通って面接になりました。 企業や業界、出てくる人によってある程度質問を変えてはいるんですが、私は共通してこんなことを聞きました。 ※転職本に載っていたこともあれば、オリジナルのこともあります
- 他社と比較しての強みはどこですか?
- その現場・業界の生の声が聞けるのは大きい
- 募集しているポジション含め、どんな人に来て欲しいですか?採用したいですか?
- 先方の欲しい人材像に対して、自分のマッチ具合を伝えられる
- この仕事(または人生を通して)をしていて一番嬉しかったこと、辛かったことはなんですか?
- どんなことにやりがいを感じたのか等、人柄とか人間性が伺える
- 今後の展開や事前に調べていた情報で不明な点
- 事業・プロダクトの将来はどんなことを考えている?
- 海外展開は?
- 社内の雰囲気は?(みんな黙々なのか、和気藹々としているのか)
聞かれる内容としては、こんなことを聞かれることが多かったです。
- 強みと弱みを教えてください
- 弱みを説明しつつも、ついつい結果的にどうカバーしたのかという最終的に「弱み」ではない話になってしまうこともありました(それが正解かどうかは分からない。。)
- 素直に自分のここがダメということを言った方が良いように思います
- (仕事の上で)得意なこと・苦手なことを教えてください
- これは素直に自分の思っていることを伝えました、経験を誤魔化すことは嫌なので、求められる要件だけど仕事を通じてやってこなかった・苦手意識の有無などを伝えました
- ちなみにある会社さんで聞かれた時は、過去の経験を踏まえた上でテレアポは絶対に嫌ですと答えました
面接だとほとんどが、応募者の自己紹介→応募者の経歴に対する質疑応答→それに対する深掘り→応募者からの気になることへの質問→終わり、という流れですね。 なので業種・業界・企業によって聞くことをアレンジしつつも、ある程度は同じ質問をすると、それぞれの違いが見れて面白いのかなと思います。
面接で大事にしていること
個人的な想いからですが、面接では変に経歴を盛らない、素直であることを常に大事にしてきました。 転職は結婚・離婚と同じで、運とタイミングと相性だと思っているので、その場限りで変に見栄を張っても意味ないなーと思うのです。 たった1時間や数時間程度で見栄を張るぐらいなら、普段から進みたい方向性の勉強をきちんとしておく方がよっぽど効果的ですね。
ということもあり、落ちたら非常に残念ではありますが、タイミングと相性が合わなかったと思い、できるだけ気にしないようにしています。
お祈りされたら
上記でタイミングと相性が合わなかった〜とか書いていますが、非常に残念な気持ちに変わりはありません。 なぜダメだったのかを最初から書いてくれてればいいのに、なぜか書かない企業が多いですよね。 前にどこかで見た記事だと、文章にし辛いこと・言いづらいことが理由としてあるそうです。 「雰囲気的にメンバーと合わなかった」とか「なにかが違った」とかでしょうか。
でもお祈り理由が書かれていなかったら、突っ込んで聞いた方が良いと思っています。 状況によっては何回も訪問して、時間と労力をかけているので、どんな理由であれ今後のための参考情報として聞くべきかなといつも考えています。
自分の体験として今回の転職活動では、企業によって明確に分かれました。
- はなっから「理由については開示しない」とストレートに添えてあるお祈り
- 応募者が多く、他者と比較してのお祈り
- 企業のフェーズに合わなかった
などなど、本当に会社によって千差万別だったんですが、個人的にはここでも「応募者に対する姿勢」が見て取れます。 時間かけて予定も調整して、話も盛り上がってやる気まんまんだったのに、祈られて理由も開示しないと一方的に書かれてあったら応募者の感情としてはどうでしょう?
まとめ
- ビズリーチはハイクラス向けだけど、ハイクラスのみではないのでオススメ
- Green / Wantedlyはベンチャー狙ってる人にはオススメ
- 書類落ちしても気持ちまで落とさないこと
- 明確にスケジュールを線引きした方が良い
- 今回の選考結果はいつまでに連絡をくれるのか
- 予定を超えても連絡してこない企業もざらにある
- 面接後に祈られたら、面接にかけたコスト(時間・労力)を回収するためにも祈られた理由を出来るだけ聞こう
以下はおまけです。
【実録】対応が良かった企業・酷かった企業
良かった企業
- レスポンスが早い
- 面談の結果は即日連絡がもらえ、すぐに面接調整をしてくれた
- メッセージの内容が丁寧
- メッセージから人事の気遣いを感じる
- メッセージの内容に熱量がある
- まだ自分たちは知名度は低いけど〜から始まり、熱いメッセージだった
- 祈られたけど、一発目のメッセージでちゃんとお祈り理由が書いてある
- 内容的にもしゃあないなと思える内容だった
酷かった話
- 過去に最終面接で落ちたのにスカウトが来た(まぁ分かる)が、その旨を伝えて「面談しますか?」と返事をしたら返事が一切返ってこない
- リマインドで何回か送っているのにも関わらず返事が一切来ない
- 役員名義でメッセージ来てるんだけど、それでいいのか?(いいわけない)
- リマインドで何回か送っているのにも関わらず返事が一切来ない
- 2次面接・3次面接でかなり盛り上がって「ぜひ来てくれ」的な温度感なのに、結果連絡を待たされた上にお祈りが届き「結果について個別の理由については一切回答しない」と書かれてある
- 面談後に課題を渡され、課題提出後に日程調整しましょう→課題提出して連絡待ち→他応募者と比較して〜のお祈り
- 課題提出後に日程調整のくだりいらんでしょ・・・
自分自身は人事ではないけど、面接対応する側でもあるので、失礼が無いように対応するのはもちろんなんだけど、人事が返すメッセージにも気をつけていきたいなと考える所存です。